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作品について
作者：いくえみ綾
掲載誌：Cookie（月刊誌）
書籍：マーガレットコミックス（集英社）全1巻（2021.2/25現在）
あらすじ
毎回、主人公はなんだかんだで美男美女だったと思うのですが、今回は表紙を見た感じからわかると思いますが、地味で、しかも40歳です。神原正子さん、漫画家です。未婚です。この方の恋愛がメインになってていきそうです。記憶が正しければ、いくえみ綾さんの漫画の主人公としては最高年齢です。
感想・ネタバレ
青い鳥さん
いくえみ綾さんといえば、登場人物・展開・感情などの現実的な感じが売りです。今回も登場人物全てにリアルさがあります。てっきりいくえみさんの自伝かと思いきや、そこは否定されております。
以下はネタバレを含みます。
カフェで隣になっただけの19歳の男の子に、正子が取材的な感覚で声をかけるのですが、妙にいい感じになります。年齢差20だけどこの子がヒーローと思いきや、ちゃんと、この男の子の素敵なお父さん(バツイチ子持ち・同業者です。)鷹野さんが登場し、恋愛関係に陥っていくというひっかけです。ほぼ同時に惹かれ合ってるようです。
漫画家としては、描きたい内容では無いギャグ風の作品で売れてしまい、本当にやりたい内容ではうまくいかないという葛藤があり、ここから漫画家としてもどのようになっていくのかも見所になりそうです。
「私・空・あなた・私」でも、かなり複雑なステップファミリーの、ドロドロ展開をさわやかに描いていました。今回も、ただの恋愛模様と思いきや、そうではなさそうです。主人公正子の実家も複雑家庭、鷹野さんも19の子持ちとなると、また結婚すると、ステップファミリーとなります。そこらへんが一番の見どころになっていくのではと思います。
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